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生子の父親が都内に墓を建てた。生子の母親が亡くなってから3年になるが、まだ墓がない。生まれ故郷の九州・福岡に仮の墓があるものの、それは父親の実家(墓)に間借りしているようなもので、それでは魂がうかばれないだろうと父親は多少無理して都内に墓を建てたのだった。建てた場所は新小岩からバスで10分の松本というところ
(左をクリック!印が付いてるところからさらに離れてますけど・・・)だ。で、生子の父親から電話があって「墓の写真を撮ってほしい」と言われたので・・・土曜日に出かけたのだ。
行きは総武快速で新小岩まで出て、そこからタクシーに乗った。帰り道は、歩いて下町の風景を撮ろうと考えていたので、タクシーの車窓から迷わないように目印になるものを観察した。車窓から見える景色はまるで昭和30年代だ。道は広いし、建物の高さも低いからだ。高層ビルなど一切ないので空気も爽やかだった。反面、目印になるものがあまりない。だから交差点の角にある建物とか道標を目印にすることにした。しかし・・・迷わないという自信はないな。
しかし・・・結構遠い・・・。帰りは歩くつもりだが、生子の体力は大丈夫だろうか?ってちょっと考えたが、ま、健康のために歩きもいいだろうって自分で自分を納得させた。生子はひどい男と結婚したものだ((笑)。 やっとタクシーが墓近くに着くと、墓を建てた霊園を探した。霊園には一度しか来た事がないのでうろ覚えだったのだ。でも・・・すぐに発見した。だって、霊園って必ず緑に囲まれているもんでしょ?
墓の写真をひとしきり撮ったあと・・・「帰りは歩いて行くぞ」って生子に言うと「いいよ」って言うので僕たちは新小岩の駅に向かって歩き始めた。しかし・・・高い建物がないと目印になるものがないので迷うものだ。
見ると・・・ひとりのおじいさんがとぼとぼと歩いている。僕は追跡した。交差点で自転車に乗る若い女性とおじいさんが交差した。僕はそこに運命を感じた。
さようならおとうさん・・・。おじいさんの背中は4年前に死んだ僕の父親のようだった。長生きしてね。
お!今度は日傘をさした和服の女性だ!いいねえ・・・。またまた追跡した。女性をじっとバス停の時刻表に見入っている。顔がまったく見えないので・・・白昼夢のようでもあり少し不気味だった。
空き地に捨てられた子供用の自動車と後方に干された布団に運命を感じた。
僕は交差点や角が好きだ。運命の選択はいずれかひとつなのだ。
それにしても・・・軒の低い建物が連続する。昭和30年代・・・しかも僕の田舎の風景だ。もしかしたら町なんか都会と下町のいずれかしかなくて、それを神が使いまわしているような気もする。そう考えると通り過ぎる人々も何かわざとらしい気がしてくる。
たとえば・・・この人間4人と犬一匹も・・・装飾品のような気がする。お!自転車少年だ!撮らせて散らせて!いやだよおおおお・・・!
って颯爽と逃亡。清清しいぜ少年!
気がつくと目の前に古い建物。表面の板ががうろこ状に打ち付けられていて・・・不気味だ。誰も住んでいないのだろうが・・・二階の窓が開いている。嫌な気を感じて早めに退散した。このブログを見られる数少ない不幸な方も・・・あまりこの写真を見ないほうがいい。
しかし・・・隣に住んでいる人に何か悪い影響はないのだろうか?これは本物の呪怨のようだね。
お!初の高層!マンションか?その前にある長屋状の家と洗濯物に惹かれて1枚。ん?生子ちゃんは・・・?え?「いい匂いがする」って? あ、子供が集まっている。焼き鳥やだ!そういえば・・・お腹減ったねえ・・・。
自転車壮年が・・・走り去る。
古い家屋の庭に咲いていた花。
うーん・・・やっぱし、古さに目がいっちゃうねえ。
お!生子ちゃん!親水公園の健康道だ。生子ちゃん、ここをつっきっていくと、知っている電気屋さんがあるんだ。那須電気だよ!行こう行こう!
おお・・・都会の中に人工的だけど・・・せせらぎがあるね。空気もきれいだ。
でも、生子ちゃん・・・ここから2キロぐらい歩くよ。大丈夫?
「あ、鳥!」
おお!野鳥・なんて鳥だ? 水浴びしてる・・・かわいいねえ。
バシャバシャバシャ・・・。と水浴びするのだ。
しかし・・・生子ちゃん・・・天才の僕のおかげで芸術感覚が研ぎ澄まされてきたねえ・・・。以下に生子ちゃんの作品を3点展示。
いかし・・・空気がきれいだネエ・・・。こんなとこで日がなベンチで居眠りしたいね。わざわざ山ん中に行くこともないね・・・。ま、釣りはできないけどね。
いや・・・釣りはできるよ。お!ザリガニ釣りか?盛況だネエ・・・。
お!やっと出た。猫ちゃん。可愛いネエ・・・。
あら?逃げちゃった。追跡すると・・・お、もう一匹(写真後方)。あら? それより・・・別なマルチーズ部隊が来たぞ!
ドドドドドドド・・・。
ドドドドドドド・・・。
ドドドドドドド・・・。
ドドドドドドド・・・。うひゃああ!かわいいねえ。ピンボケになっちゃった。ごめんね。
別なマルチも来たぞ!
変な顔の犬もいる。
お!滝もある!嘘みたい!記念写真だ!
またザリガニ釣りだ・・・。ここなら溺れる心配もないからいいね。
こういうベンチが沢山あって、おまけにトイレも沢山ある。考えて作ってるんだねえ。
あら? 生子ちゃん。変な格好だネエ。ベンチに鳥の糞があるの? いいじゃん。
さあて・・・もう1時間半ぐらい歩いてるね。そろそろ出口だよ。疲れたでしょ?
那須電気横から新小岩駅に向かう。ここは船掘街道かな?
街道の横にはいくつか商店街があった。そのうちまた撮影に来るぞ。
街道沿いのペットショップ・コジマでトイレを借りて・・・駅に向かう。駅の歩道橋から歩いてきた方向を省みる。ふう・・・よく歩いたネエ。全部で2時間くらい歩いたね。本当に大丈夫かい? 生子ちゃん。
ここから再度バスに乗って西葛西に向かう・・・。でも、また那須電気前を通るの。そう、歩いてきた道を逆戻りするの。仏花を買わなくちゃならないので駅前に戻らざるおえなかったのだ。花屋ってあまりないのね。
新小岩商店街・・・いいねえ。いろいろな店があって、便利。安いし。ほんとうにここは東京かい? っても新小岩って千葉のようなもんだけどね。
バスで船堀経由で西葛西へ。そういえば船堀にもお客さんがいたなあ。ビデオのヘッド屋さんだったな。家電君・・・そうだよな? 途中、宝くじが当たると評判の宝くじ屋の前を通過。今度買おう。
西葛西の写真屋で今日撮った墓の写真プリント依頼してから生子の実家へ。「お母さん・・・もうすぐお墓にはいれるよ・・・」プリントを生子の父親に渡して引き上げ。夜の西葛西の街は物騒なんだよね。
西葛西の駅前から月を撮る。あら? D−70は夜景に強いのね?
ジャンカジャンカ・・・って船橋駅の看板を撮る。
やっとK市に到着!疲れたああ・・・。ん?目撃した人が痴漢なのか?
この間の成人病検診で「尿にたんぱくが出た」というので再検査ということになった。今日がその検査日なのだ。朝一番で尿を採り、それを指定の醤油さしみたいな容器に詰めた。
今日は仕事で新宿に出なくてはならないので・・・新宿からの帰社途中で御茶ノ水の病院に寄ることにした。ところが仕事の帰り道・・・水道橋を過ぎた辺りであることに気がついた。Fという同僚が今日で退社するのだが、彼の送別会も今日だったのだ。ところが僕が諸々の事情があって送別会には出られないので、Fには何か“餞別”をと思っていたのだったがついつい・・・忘れていたのだった。
そこで秋葉原まで足を伸ばしてヤマギワソフトでCDを買って彼に贈ることにした。この間出たばかりのジョン・ボーナムの新譜がいいだろうと思って棚を見たら、輸入盤と国内盤の2種類があった。迷わず両方買った。もちろん1枚は自分の分だ。CDを買って駅まで戻るのも嫌なので(近いのだが・・・)そのまま御茶ノ水まで歩くことにした。ホテル寿楽の坂を上って日立製作所の方向から御茶ノ水に向かった。
御茶ノ水の病院に着くと大勢の男女が検査室に座っていた。彼らの会社は今日が成人病検診の日らしい。僕はよそ者のようにおずおずと受付窓口に採取した尿を差出し、「これはどうすればいいんですか?」と受付のお兄ちゃんに聞いた。すると「あそこの窓口に出してください」と言うので窓口に“採取した尿”と検査票を出した。しばらくして・・・看護婦が僕の尿を持ってきて・・・「これはまだいいから持っていてください」と言う。大勢の女性もいるのに透明なビニール容器でむき出しになった僕の朝一の尿を・・・なんてことするんだろう?
「下の階に行ってこの紙コップに尿を入れて、朝の尿と一緒に窓口にお出しください。15分くらいで結果が出ますから、尿を採ったらまたここに戻ってきてください」と看護婦。朝一の尿だけでなく病院でも尿を採ると言われていたので、おしっこしたくても、ここまで我慢してきたのだ。おおっと・・・出ちゃう。尿を提出してもとの場所に戻っていると、検査着を着た若い女性たちが大勢やってきた。さっきの成人病検診の女性たちだ。検査着を着たその下は・・・きゃあ!パンツ一丁!うひょおおお!・・・ってあほか?
「ワタナベさーん・・・」って「呼ばれたので診療室に入ると・・・50歳ぐらいのオヤジ医師が待っていた。「この間の成人病検診で尿にたんぱくが出たんですね? うん?朝の尿も先ほどの尿もたんぱくは出ていませんね。ま、疲れていたり、風邪をひいていたり、ごみが入ったりするとプラスと出る場合があるんですよ。ま、心配ないでしょ」・・・ふう。よかった。しっかし、いっつもこれだよ。結局何もないんだから・・・。仮病だと思われちゃうんだよ・・・ふう・・・。
あまりにも早く終わったので、会社に帰る途中・・・湯島聖堂に寄ってみる。よく前を通るが一度も入ったことはない。15年も同じ会社にいるのにね。昼なお暗い陰鬱な林の中・・・聖堂は香港映画の決闘場所のようで・・・本当に映画のセットみたいだ。
絵馬がたくさん掛けられていた・・・。ここには、これだけの人生があるってことだ。
ほうら・・・アベック(古いね)が拝んでる。がんばれよ!
おお!葵の紋!徳川家だ!湯島聖堂から神田明神に寄る。生子の守り神であり、この間の神田祭のお礼を言うのだ。明神前の揚げ饅頭屋で揚げ饅頭12個を買った。生子へのお土産だ。あまった2個はフランソワ・マッキー・ジュテームとフルカワニワフ・ショスタコビッチ・マリーアへのお土産だ。あ、そのうち恩人であるアイさんにも、そのうち・・・うなぎでも奢らないと・・・いけないな。待っててね。
リニューアル神田明神・・・恵比寿様のわけのわからないオブジェ。
一度会社に戻って、竹内タカイリキと御成門のクライアントへ・・・。終了後、リキと別れて僕は大門へ。途中・・・よくここら辺にきた時に昼飯を食べる中国薬膳料理屋さんだ!御成門のここは最高にうまいよ!
大門から都営浅草線に乗って・・・そのまま北総線へ。新鎌ヶ谷のホームから夕焼けが見えた。
以前、生子が撮影した近所に咲く花。はあ・・・月曜日は朝から大阪に出張だ。
西新宿・・・仕事の帰りに寄り道。以前、目をつけていた「再開発によって消えつつある裏通り」に向かった。そこには味のある靴屋の親仁が佇んでいるからだ。
おやっさん、こんちわ!
おう・・・またお前か? しつこいな・・・。何度も人を写しに来るんじゃねえよ!ま、しかたねえな。撮らせてやるよ。これでまた遺影が増えるってもんだ。しかし・・・タバコはいけないよ。そんなに吸っちゃあ・・・身体に毒だよ。そこに「身体の都合によりしばらく休みます」って書いてあるじゃないの!
あのな・・・好きなものをやめたら・・・あっという間に死んじゃうの。俺はまだ死にたくないからね(笑う)。
おやっさん、もういいいや・・・。バイバイ・・・。おいおい、なんだってんだ。いきなし寂しいじゃないか?
いいじゃん・・・。ほうら、友達も店の中にいるじゃんか?じゃあね、また来るよ。
おや? 僕は何をしてるんだ? 何かいるのかい?
とかなんとか言ってる内に・・・お母さん、お子さん可愛いですね。
おんや? また迎えに来てくれたのね? 生子ちゃん!!
しかし・・・面白い顔だねえ・・・。いひひひひ・・・。

