2005年03月27日

街道の町「千葉県K市M町にて」/ニコンD−70

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 近所へ出かける。今日からこの近郊旅行ブログを始めるためだ。1回目は「わが町K市M町」である。千葉県K市は近年再開発が進んでいる。これは誰の意思によるものなのか? 生まれてから一度も選挙に行ったことがない僕にはまったくわからない。否、別にわからなくても構わないが、僕は「再開発してくれ」とは頼んでいない。とすると、K市民の多くの意思によるものなのだろう。でも再開発=便利とは限らない。大抵が「かっこうだけの不便」なものになるに決まっている。
 さて、わが町である。まずは、デジタルカメラを準備して出かける。今日は天気がいい。明日は雨だそうだ。明日は朝一で横浜まで出かけなくてはならないので晴れてくれたほうがいいのだが・・・。近所は再開発の一環で「新たな住宅街」ができつつある。ここに引っ越してきた時は雑草が生い茂った「広大な荒地」だったところがきれいな住宅地になろうとしているのだ。

 自己破産して今のボロアパートに引っ越してきた身が辛い。近くにこんな新しい家が立ち並んでいるのに、いまだに自分はボロアパートから引っ越すこともできないからだ。
 アパートを出て坂道を下る。新しい住宅街は、この谷底だった場所にある。昔は時計メーカーの建物があった場所らしい。途中の公園に入ってみる。子供の遊び道具が結構あるのに誰一人遊んでいない。

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 公園のブランコの鉄柱に油性マジックで書かれた落書きを見つけた。昔の幼稚な落書きと内容が大きく違う落書きを見て、ため息が出た。

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 ふと見ると犬がいる。首に赤いスカーフを巻いた雑種の犬だ。しかもいまどき放し飼いである。カメラを向けるとじっとこちらを見ている。鼻面にはひげしか生えていない犬が多いのに、こいつは鼻面いっぱいにひげというか毛が生えている。

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 僕が歩き出すと、すれちがった犬も僕とは逆方向に歩きながら、たまに振り返って僕を見ている。しばらく歩くと、今度は山鳩がいた。近くまで寄ってもびくともしない。逃げりゃいいのに・・・。神社とか寺とか駅や公園にいる堂鳩が人懐こいのはわかるが、近頃は野鳩までもが人懐こいのだろうか? 

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 この辺一体は谷底で荒地だったと書いた。ここから見ると山の上に僕のアパートが見える。山? 大げさであれば丘でもいいが・・・道路脇に落ちた腐った木に生えた大きなサルノコシカケが、この周辺がちょっとした山であったことを証明している。

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 しばらく進むと、いつか見た風景が目の前に広がった。僕は少し驚いた。僕がここに引っ越してきた6年前も、ここに立って「その風景」を撮影した。しかし、目の前の風景は「その風景」とは大きく違うのだ。

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現在の風景

 当時は、道の行き止まりになったその先は荒地。様々な雑草に覆われて何も見えなかったのに、今は新興住宅地である。

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6年前の風景

 隔世の感とまではいかないが、6年前と何も変わらない自分がなんだか悲しくなる。さあ、戻ろう。本当に短時間の旅だ? こういうのも旅と言うのだろうか? 来た道を逆戻りしていく。新興住宅地にはなぜかペットがたくさんいる。こういうところに住むと、いきなりペットを飼ったり、大型車に凝ってみたり、エセ・アウトドアマンになってみたり、鬱屈した生活を嘘でも解放したいというのが通常の人間の心理らしい。僕もマンションを購入した時はそうだったかもしれない。病気になってしまったかみさんが、今住んでいるアパートの狭さに辟易して「広いところに引っ越して犬を飼いたい」と言うが、これは今後、絶対にあり得ないだろう。

 あ、ラブラドールだ。住人のおとっつあんが3匹も連れている。羨ましい。うち一匹が小さなバックを銜えている。すれ違いざま愛嬌のある目で僕を見る。お、今度は柴犬だ。また口に何か銜えている。今度はバトミントンの羽らしい。こいつもすれ違いざま僕をじっと見る。かわいらしい・・・。羨ましい。

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 坂を登る。老人たちが坂の途中でおしゃべりしてる。長生きできてよかったね。

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 しばらく行くと、とり残された古い家。どんな人が住んでいるのだろう?

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 懐かしい風景のいくつかが残る町。

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 ここも大きく変わった場所だ。古いアパート「平和荘」(奇しくも僕が群馬県で下宿していたアパートも同じ名前だった)は、今はレオパレス21である。きれいな外人のお姐さんが住んでいるのだ。
 
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現在の風景

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数年前の風景

 僕の住む町「街道の町」。この道は昔ここにあった時計メーカーにちなんで「●●舎通り」と呼ばれている。抜け道のひとつだ。道沿いに大きな桜の木が3本あり、もうすぐ桜が咲き乱れる。

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 そこに残る懐かしい風景・・・。

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 もうすぐ桜が咲くぞ。

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posted by なべじろう at 16:59| 千葉 | Comment(2) | TrackBack(0) | 近郊旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この調子で、藤原新也の東京漂流にならって、千葉漂流をつくってください。このブログを見て旅をしたくなりました。
Posted by zhen at 2005年03月27日 20:16
産休!!こっちの方が面白いかも。おれ自身も。
Posted by おお上海君!! at 2005年03月27日 20:42
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